そこをなんとか（６） 麻生みこと 白泉社でおもしろかった漫画のあらすじ、ネタバレ注意

そこをなんとか（６）　白泉社でおもしろかった漫画

　なかなか新刊が出なくて待ってました！です
　３月に出た新刊
　以下、ネタバレあり


そこをなんとか（1）　そこをなんとか（2）　そこをなんとか（3）
そこをなんとか（4）　そこをなんとか（5）　そこをなんとか（6）
そこをなんとか（7）　そこをなんとか（8）

そこをなんとか（６）　あらすじ

　儲かり案件が来ない弁護士・改世楽子。

　元々3人の零細事務所なのに、
　稼ぎ頭の兄弁・東海林が移籍

　気持ち的にも、
　キレ者の東海林を頼ってた楽子は、
　心に穴がぽっかり…。

　と悲しむ間もなく、
　実務修習に来た修習生と
　大麻取締法違反の案件に臨むことに。

「しっかりしなきゃ!」と思う楽子に、
　その後も試練の仕事が

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そこをなんとか（６）　以下、ネタバレ注意

１、がんばれ中道せんせい
　東海林先生と訳あり（？）の中道先生視点の展開
　わんこが飼いたくて
　事務所かわっちゃうとこが、ありそ〜でリアルです


２、エピソード.23.
　司法修習生として現れた染谷君
　体育会系で　
　らっこを姉弁と慕います。

　大麻事件の被告をしっかり扱うらっこちゃんに
　尊敬のまなざし！　

　でも、キムタクのドラマで検察にあこがれてたから、
　検察に行っちゃいました。

　このエピソードでは、
　被告が「大麻育てて何がわるい」とうそぶいたとき、
　被告のおっか様が「法律できまっとるからやろ」とざっくりいうのが快感でした。


３、エピソード24.
　モンスターペアレンツの話

　娘・Ａを怪我させた（事実）一千万出せ、という父親と、
　ふざけんな、と立ち向かう怪我させた娘・Ｂの母

　怒鳴りあうお互いの父と母をみて
　「ああはなるまい」と大人になる少女たち
　ハハ


４、エピソード25.26
　これ、このシリーズの白眉かもしれない

　謎解き（なぜ彼女は放火したか）を解きながら、
　ある男女の愛が解き明かされていきます。

　らっこちゃんが探偵役。
　赤星君も登場。
　最後には東海林先生も。

　年上（実母と同じ年）の女が
　ホストの実家に放火

　放火は大罪。らっこは被告人を助けたい。

　持ち主のホストと
　計画的に放火して火災保険を得ようとした、
　つまりホストの教唆での実行犯で
　情状酌量あり、と持ってきたい。

　実際、そうとしか思えないんですが、
　ホストは被告人を愛しているらしい・・

　ひどい母親に
　子供の時から売春させられ、
　写真も撮られていたホスト。

　ホストは幼児期からの性的虐待で
　子供の頃の記憶がない・・

　彼を愛した女は、
　彼の実家でその実態（写真）を知り、
　やっと笑えるようになった彼を守るために
　放火したのでした。
　
　すごい、いいお話だった・・。
　二時間ドラマになる・・。
　　


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