おちくぼ(4) 白泉社でおもしろかった漫画
原作付の漫画です
っていっても、落窪物語は、平安時代から伝わるシンデレラストーリーで
鬼退治、みたいなものですね(^^)
山内直美さんは、
ざ、ちぇんじ!や、
なんて素敵にジャパネスク、とかの平安時代ものを数々書いている作家さんで
時代考証はばっちりです
この人の漫画を読むと
平安時代のお姫様生活って、まんま、少女漫画の世界だな〜って
着物がうつくし〜!!
おちくぼ(1)
おちくぼ(2)
おちくぼ 3 [ 山内直実 ]
おちくぼ 4 (花とゆめコミックス) [ 山内直実 ]
おちくぼ(4) あらすじ
順調に進み始めたおちくぼ姫と道頼の恋。
北の方にばれそうなのもうまくかわして、いい感じになってきたかと思いきや、
姫の文を惟成が失くしてしまうという事件が発生!!
誰かに読まれていないかとビクビクする中、北の方のいじめが加速し始めて…!?
平安シンデレラストーリー、
ピンチが止まらない第4巻!
2017年6月刊。
おちくぼ(4) ネタバレ
あこき・・姫様の乳姉妹で従者
帯刀(たちはき、と読む。一発変換にならない・・)
これは役職名で、これなりさん、が名前
あこきの恋人
道頼(みちより)
少将、と呼ばれてる
この時代、血統が良いとか、役職が上位ほど
役職名で呼ぶことが多くて
個人名での呼びかけはかなりプライベートです
でもって、4巻になっても、姫様の個人名は出てません
落窪君、って呼ばれてますが
君ってのは蔑称です
淀君、ってのが戦国時代にありますが(大阪城落城時の母上さまね)
君、ってのは江戸幕府が敗残の豊臣を侮蔑して付けた言い方で
本来は、淀どの、とかです
さて、姫様のお話
人見知りで、いきなりイケメンに登場された姫様ですが
このイケメン少将が、けっこう中身のある男で
人見知り姫の心をじょじょにほぐしていきます
いつも、迫ればすぐ寝れちゃう(この時代、女性の屋敷に潜り込むのは、そのためですから)
って女ばっかりだったから
拒絶された、ってのが新鮮だったのか
拒絶を無理やり、ってことはできない育ちの良さか
ま、ともかく、ひきこもり姫に惹かれてロックオンした少将が
がんばってるのは、とってもおステキ
3巻では雨のなか姫の屋敷にたどりつき
雨宿りかねてお泊りになります
セックスレスですけどね
そしたら、姫を目の仇にする北の方(ここでも個人名なし)が
姫のとこにイケメンがいることを垣間見て
(ここで騒がないとこがこの時代の話
姫のとこに男が通う事自体は、許容範囲なのね
通ってきた男=少将の後ろ姿が
自分の娘たちの婿よりイケメンで、着物も上等で=格上
ってことが許せないのよ)
北の方は、ほんとに継子の姫が大嫌いで
不幸にして、飼い殺ししてやる、って決めていて
(理由はなぜか、まだわかんない
姫の母親が嫌いだったの?
北の方の子供たちは、それなりにいい子なのにね)
姫がイケメン格上男子にかっさらわれる前に
自分の身うちで、嫌われ者の好色爺にあてがっちゃおう、って決めます
家出のできないこの時代
姫は好色爺から身を守ることができるのか?!
ってとこで、次巻へ
私、この原作を読んでるので、展開はわかってるんですが
山内直美さんの漫画で読むと、いろいろ発見があって大好きです
とってもおススメです
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